公募展に出すときに困る絵の大きさ

今年になって『こうべ市展』と『ポテトチップス アートムーブ・コンテスト』でそれぞれ油絵を入選させていただきました。(『こうべ市展』入選作は下図)『こうべ市展』はもう終わりましたが、『ポテトチップス アートムーブ・コンテスト』は5月19~24日に大阪市西区の府立江之子島文化芸術センターで開催されます。しかし入選することはもちろんうれしいのですが、どうもちょっと失敗したかなと思うことがあります。それは、

絵の大きさ。

画像


            ロケット SM号(22.7×15.8cm)

私は実は公募展に出したのは、去年の西脇サムホール大賞が初めてで、『こうべ市展』『アートムーーブ・コンテスト』で、2回目、3回目なのですが、どうも賞、なかんずく大賞をとるのは、規定一杯の大きな作品のようです。今回『こうべ市展』はS50号(116.7×116.7cm)以下の規定なのに、私が出したのはF10号。『アートムーヴ・コンテスト』は規定がF10号以下ですが、F6号のものを出してしまいました。もちろん、規定一杯の作品を出してたら入賞したかは分かりません。が、悔いが残ったのは確かです。『アートムーブ』のほうは出す前に、規定目一杯ってことのほうが有利ということは気がついていたのでF10号に描きなおそうかと思ったのですが、もう最初に描いたときの興奮はなくなっている、これでいいのだと思い込んでそのまま出してしまいました。

絵の大きさは描くモチーフにもよるところがあります。また何より経済力、アトリエの広さという物理的な条件もあるかと思います。しかしどうも規定一杯の大きさのほうが入賞には有利で、どの展覧会でもそうなっているようです。審査員の方々はきわめて良心的に審査していると思いますが、このことは動かしがたい事実でしょう。

ということで次は規定目一杯のサイズで描いて、出すからには悔やまないようにしたい。しかし問題は、ある公募展に出すことを前提にして描きたくはないという気持ちがあることです。あまり公募展出品前提で描いていたら、描く喜びがなくなっちゃうんじゃないか、人の眼を気にしだすんじゃないかと心配になります。今、私は、自分の世界をつくる、というか、自分の描きたいものを明確に視覚化するということを、主眼にしています。

じゃあとにかくまったく自発的に描いたものをあとから公募展に出品すればいいと考えたくなりますが、公募展によってサイズの最大限はまちまちです。これはコマッタちゃん。

などと言いつつ、大きなサイズを描くことにしました。

いきなり50号。いきなり大きくなったので心配になってきます。ということで、岡本太郎さんがエッセイで、デッサンを経て、描くモチーフが決まったら、大きい本番画面に入る前に、まず小さな画面(エスキース)でポイントを確かめるということを言っていますので、ちょっと真似してみました。最初は、水彩程度で着色計画の習作を作ろうかと思ったのですが、F3の板に油絵の具で描いてみました。

うむ、これはいいですね! 水彩より油彩のほうが色のやりなおしもできますし、どこが油絵でのポイントか分かります。私が今回思ったのは、まず本番での下地の色が何色にすればいいか分かるということ。私は真っ白な下地でなく、いつも淡色の色をつけます。これは仕上がりで一番効果的な色を選択するわけですが、あとで別の色が良かったかなと悔やむこともあります。が、エスキースを油絵で描くと、下地の色が自信を(或る程度)持って決定できます。また、このままだと、どこがこの絵の弱点になるかということも前もって分かります。

まあ全部の弱点が分かるとは言いません。大きな画面に描くと、何かまた別の問題が出てくるのでしょうけど・・・・。

『第三都市 幻想画家:福本晋一ウェブサイト』
http://www7b.biglobe.ne.jp/~fukusin/

























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