画集作ってみました!『福本晋一 遠い街』

画集作ってみました。 苦労したのは、作品選び。いちおう、作品集としてまとまりが必要かなということで『遠い街』というテーマというか、コピーつくってそれを基に掲載する作品を選んでみたのですが、このテーマから外れている作品でも「いいんじゃないか」と思えるものもあったりして、結構悩みました。結局最後は「えいや!」で選んじゃいましたけど。あと、私の場合、横長の絵が多いので本のサイズも悩みまし…

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日本の学校の部活は残業の予行演習である

日本とドイツの教育の違いについて書いた本を読むと、ドイツの学校には「部活」がないそうである。いや、ないこともないのだが、特別授業の範囲で、入る人は極めて少ないらしい。だからドイツではサッカーをしたい生徒は、地域のサッカークラブに入り、演劇をしたい人は地域の演劇活動に参加する。このへんはドイツに限らず海外全般そうであることは、すでに多くの人が知ってることだろう。私も知っていた。 しかしその本…

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古事記偽書説と本居宣長の純粋日本幻想

この前、『令和』という文字の並びがあるということで古事記についてふれましたが、古事記について私は以前から、ひとつの関心を持っている。それは古事記が平安時代に捏造された偽書だという説があることだ。骨董も然りだが日本史上、偽書というのは結構多いのである。 古事記偽書説はアングラのレベルではない。ゆえに「古事記を偽書と言うなどもってのほか!」という圧力も強いようである。それがまた偽書の疑いを強く…

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『令和』という言葉が万葉集ではなく古事記にある 令和平其麻都漏波奴人等

このことはネット検索してもヒットせず、どうも誰も気がついていないようなので、私が書かせていただく。新元号『令和』は万葉集が出典というのが国の説明であるが、本当は、古事記ではないかということだ。 国が説明している万葉集の部分をまず下に示す。 初春令月、氣淑風和 (訳)初春の令い月にして、空気は美しく風は和やかで わたしゃまた『令和』って言葉自体があるのかと思ったので、この飛び石…

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真珠郎はどこにいる?~横溝正史『真珠郎』のモデルとなったモボ

私は特に横溝正史ファンなわけではありませんが、『横溝正史読本』という横溝のインタビュー本は大好きで、今でも読み返します。その中で今回読み直して気づいたことがあるので書いておきます。 今回読んで目にとまったのは、横溝さんがやたら青年期の探偵作家仲間である中村進治郎なる人物を「いい男だった」「美少年だった」と連発していることでした。そういえば横溝の作品には美少年が出てくることが多い。代表作の『…

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私の三島由紀夫論~割腹の理由・創作の理由~輪廻転生の終わる日に

三島由紀夫はなぜあのような異様な死に方をしたのか。それが説明しがたい理由は、そこに通常の人間の感覚では分かりにくいポイントが秘められているからに違いない。そのポイントとは何か? 無論それこそ難問である。しかし、私は最近、学生時代によく読んだ三島由紀夫を読み返していたさい、そのポイントに関係すると思われるある重大な符号に気がついた。まずはそれから述べさせていただこう。 それは彼の晩年のエッセ…

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レオナルド・ダ・ヴィンチ 本当の自画像

これはあまりに有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの顔ですが、実はこのレオナルドが描いたオッサン、いやデッサンが本当にレオナルドの自画像なのか証拠は何もない。「わしの顔」なんてどこにも書いていないのだ。いかにも偉人の肖像にふさわしいということで自画像と『されている』だけである。 もちろん自画像の可能性もないことはない。しかしレオナルドは67歳で死に、65歳くらいのときにはもう手がまともに…

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ニーチェの発狂、そして永劫回帰の正体

1.ニーチェの病気、発狂の正体 ニーチェは、45歳で発狂し、その後、正気に戻ることなく55歳で没した。少年時代からニーチェの体にはおかしいところがあった。頭痛、眼痛、めまい、吐き気の発作を繰り返して起こしていたのである。26歳で大学の正教授(!)になりながら、35歳で退職を余儀なくされ、以降、孤独な著述活動に専念することになったのも、その発作のゆえであった。 この病気は、少し前までは…

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