クラシック音楽とはつまりソナタ形式である~ソナタ形式論

クラシック音楽でよく聴く『ソナタ形式』という言葉。しかし『ソナタ形式とは何か』ときたら、なかなか難しい。wikipedeiaなどでも、わかりやすく説明されているとはいえず、主題提示部やら展開部やら、主調の属調の第二主題やら、お経めいたことばかりが書き連ねてある。 それでも私は、ソナタ形式にクラシック音楽がクラシック音楽であるところの神髄があると考えている。『ソナタ形式は何か』と問うことは、…

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世界堂絵画大賞展2018に入選させていただきました。

今年初めて出した『世界堂絵画大賞展2018』に入選させていただきました。 題は『旅立ち』 (F30号 油彩)           旅立ち 油彩 72.6×91㎝ 展覧会は東京だったので行けませんでしたが。 風景を見つめている少年、もしくは少女をよく描くことが多い私ですが、今回はひとりだけではなく、珍しくふたり。姉弟らしき子供ふたりを描いてしまいました。なんで今回に限ってふ…

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『福本晋一展』やってもらってます in 西脇市岡之山美術館

8月7日から8月26日まで、西脇市『日本へそ公園前』駅のまん前にある西脇市岡之山美術館にて、『福本晋一展』を開催してもらっております。もちろん初の個展。とてもうれしいです。関係者の皆様ありがとうございます。 出品は油絵ばかりで25作、うち新作16作。 美術館に置いていただくチラシも自分で作りました。(ただし金がないのでモノクロ) チラシとか本の表紙とか作るのは結構やっ…

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私の絵画の方法~意味のあるデペイズマン

今年はマグリット展が開催されている。関西では京都でやるみたいだが、行くか微妙。マグリット大好きの私は、マグリットを何度も見ているのもあるが、マグリットほど原画と複製との差がない画家はいないからだ。むしろ複製のほうがいい。 実物より複製のほうがいいというのは、シュールレアリズム系統の絵画にはよくあることだ。ダリなどは、自分で、実物より複製のほうが美しいと言っている。 これはシュールレア…

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カルロ・スカルパ論~洋の東西を表すブリオン家墓地

1、建築物設計を超える建築家 私が好きな建築家は、フランク・ロイド・ライト、白井晟一、そしてイタリアのカルロ・スカルパの三人であるが、この三人には共通するところがある。三人とも建築史的には主流とは言えない。特にスカルパは、建築家と呼ぶことさえやや躊躇したくなるところがある。スカルパの作品には建築物らしい建築物がない。建築としての全体像を把握できる作品がきわめて少ない。いや、ないと言ってもい…

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岡本太郎 「傷ましき腕」について

1.傷口としての作品 もし私は世界で一点の絵画を選べといわれたら岡本太郎の「傷ましき腕」をあげる。実は岡本さんの絵は「痛ましき腕」を除くとそんなに好きではないのだが。 事実、この「傷ましき腕」一点だけが彼の絵画作品のなかでは異質なのだ。このような写実を基底にした作品はこれだけなのである。しかし生前、岡本さんはアンケートで、自分の絵の一番手にこれをあげているし、事実これが代表作だと思う…

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