鴨居玲論~ダンディズムの孤独

私は、鴨居玲について語るとなると、つい「鴨居のおっさん」と言ってしまう。もちろん地元神戸の画家というのもあるが、鴨居玲が一時期住んでいた家は、私の実家から300mほどしか離れてないところであったし、また墓所は、今、私が住んでいるところから1kmも離れていないところにある。それで特にその絵が嫌いでもないのなら、親しみを感じるなというのが無理というものであろう。 しかし鴨居のおっさんなどと呼ぶ…

続きを読む

画集作ってみました!『福本晋一 遠い街』

画集作ってみました。 苦労したのは、作品選び。いちおう、作品集としてまとまりが必要かなということで『遠い街』というテーマというか、コピーつくってそれを基に掲載する作品を選んでみたのですが、このテーマから外れている作品でも「いいんじゃないか」と思えるものもあったりして、結構悩みました。結局最後は「えいや!」で選んじゃいましたけど。あと、私の場合、横長の絵が多いので本のサイズも悩みまし…

続きを読む

レンブラント『ユダヤの花嫁』を模写しました。

レンブラントの最高傑作という声もある『ユダヤの花嫁』を模写しました。 『ユダヤの花嫁』 模写 P20号 この絵は男性の右袖が素晴らしく絵具で盛り上げられていることで有名で、レンブラントの絵具盛り上げの例としてもっとも引用される絵でもありますが、私が、どう描こうかともっとも悩んだのは、むしろ男の服の盛り上がっていない部分でした。具体的に言えば胴体の部分。なかなか判別できないので、も…

続きを読む

個性の出し方、スタイルの作り方

最近つくづく思うのは、当たり前のことかもしれませんが、「今の自分以上の作品は描けない」ということです。エンターテインメントの作品なら別かもしれませんが。 「今の自分」というのは、今の自分の「状況、環境、感情、こだわり、才能、体力などなど」すべてを含んだものです。 私は、絵を実際に描くまでは、もっとドロドロした人間の根源的情念みたいなすさまじいものを描きたいというか、描くべきだというか…

続きを読む

絵画にタイトルなんか要らん

新作です。またタイトルに困る。しかし、私はどうも自分で思うに 絵画にタイトルなんかいらん と考えているところがあるようです。音楽なんかもいわゆる純粋芸術の音楽なんて、タイトルないですよ。『交響曲第4番変ロ長調』これだけ。『英雄』だの『運命』だのはあとから誰かがつけたものがほとんどで、実際ニックネームという扱いです。そのニックネームも分類やら、話題に上げやすいようにと『便宜上』のために…

続きを読む

2018こうべ市民美術展に佳作入賞させていただきました。

今年度の『こうべ市民美術展』に佳作入賞させていただきました。 この美術展は好きです。なぜなら、MAXの大きさが50号だから。通常、市展は100号まで可というのが多いのですが、歩いて持っていけるっていったら50号までですからね。100号って自家用車はもちろんワゴン車でも運べません。バン以上じゃないと。 ということで50号で描いたわけですが、ちょっと制作にかかるのが遅かったかなと反省。も…

続きを読む

芸術家に一番必要なものは感性でなく虚無

芸術家に一番必要なものは何か? それは、 欠損の感覚だと思う。『虚無』と言いかえてもいいかもしれない。 多くの人は芸術家に一番必要なものは「豊かな感性」というかもしれない。確かに『感性』は必要だ。しかし『感性』など早い話、誰でも持っているのである。岡本太郎が言ったように、『常識』でそれが覆われてしまっているだけの話で。 また『頭脳』なども芸術家には大して必要はない。小説家のモ…

続きを読む

公募展に出すときに困る絵の大きさ

今年になって『こうべ市展』と『ポテトチップス アートムーブ・コンテスト』でそれぞれ油絵を入選させていただきました。(『こうべ市展』入選作は下図)『こうべ市展』はもう終わりましたが、『ポテトチップス アートムーブ・コンテスト』は5月19~24日に大阪市西区の府立江之子島文化芸術センターで開催されます。しかし入選することはもちろんうれしいのですが、どうもちょっと失敗したかなと思うことがあります。それ…

続きを読む

マグリット 一瞬考えてしまう絵画という弱点

ルネ・マグリットは好きな画家だが、「大好き」かとなると保留したくなるところがある。 マグリットの最高傑作といえば、「光の帝国」で定まった感があるけど、私が一番好きなのは「ピレネーの城」(下図)だ。 確かにマグリットのデペイズマンがもっとも成功しているのは「光の帝国」(下図)かもれしない。しかし私には,「光の帝国」は上品すぎておとなしすぎる気がするのと、もうひとつ手放しに賞賛で…

続きを読む

第10回西脇市サムホール大賞で賞をいただきました。

このたび、第10回西脇市サムホール大賞で、準大賞をいただかせていただきました。 作品名は『廃線』 著作権、出版権のことがあると思いますので、ここには画像を載せるのは見合わせていただきます。下記の大賞展のホームページでごらんいただければ幸いです。 http://www.nishiwaki-cs.or.jp/okanoyama-museum/thumbhole/000453.html …

続きを読む